スー・チー氏を新たに訴追 弾圧は激化 ミャンマー[2021/04/02 07:23]

 ミャンマーではクーデターから2カ月が経過しましたが、市民への弾圧は激化し、アウン・サン・スー・チー氏が新たな罪で訴追されるなど混乱が収まる気配はありません。

 1日、スー・チー氏はビデオ会議で裁判に参加し、弁護団との対面での面会などを求めました。

 弁護士によりますと、スー・チー氏は新たに政府の機密を漏洩(ろうえい)した罪で訴追され、最大で禁錮14年となる可能性があります。

 市民からはスー・チー氏の釈放を求める声が上がり続けていますが、地元の人権団体によりますと、1日までの治安部隊の発砲などによる犠牲者は536人に上っていて、弾圧は激化する一方です。

 一方、東京の外務省前ではミャンマーと関係が深いNGO(非政府組織)や日本人らが抗議集会を開きました。

 参加者らは「さらなる被害者を出さないためにもミャンマー国軍への経済協力を停止すべきだ」などと日本政府に訴えました。

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