コロナ打撃のMLB 人気回復へ大谷選手の活躍に期待[2021/04/02 23:37]

 開幕を迎えたアメリカのメジャーリーグは新型コロナウイルスで運営に深刻な打撃を受けています。野球人気回復のためにも大谷翔平選手の二刀流の活躍に期待が高まっています。

 メジャーリーグ機構のガーデン最高収益責任者はANNの取材に新型コロナで去年は例年の収入の3割にあたる30億ドル程度の損失があったと明かしました。

 今シーズンは観客数の制限は残りますが、30球団が観客を入れて開幕を迎えられることに期待を寄せています。

 去年はわずか60試合を無観客で行い、スタジアムの入場料や物品の販売がほぼゼロになったほか、試合数の削減でテレビの放映権料も減額されたということです。

 こうしたなか、スポーツビジネスの調査会社は大谷選手の二刀流に注目が集まっているとしています。

 チーム・マーケティング・リポート、クリス・ハートウェグCEO(最高経営責任者):「大谷グッズが売れて全米ネットワークのESPNで大谷の試合が放送され、視聴率が上がればエンゼルスだけでなくMLB全体の収益になる。野茂のデビュー(1995年)はストライキから再開するタイミングだったし、今の大谷はパンデミックからの再開で、すごく似た状況だ。野球観戦から疎遠になったファンを呼び戻そうとしている」

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