イラン含めた核合意参加国がオンライン協議[2021/04/02 23:50]
イランの核開発問題でヨーロッパ諸国やイランが参加しての協議が行われました。イランの核合意の順守やアメリカによる経済制裁の解除をどう進めていくかが焦点です。
2日の協議はイランをはじめ、イギリス、フランス、ドイツなど核合意に参加する6カ国間でオンライン形式で開かれました。
アメリカは参加していません。
詳しい内容は公開されていませんが、今後、アメリカが核合意に復帰するための条件やすべての参加国が合意を順守するための方法などが話し合われたとみられます。
そのうえで6日にウィーンで関係国が出席しての協議を続けることで合意しました。
これにはアメリカも参加する予定ですが、イランのザリフ外相は「アメリカとは直接話し合わない。不必要だ」とコメントしていて、EU(ヨーロッパ連合)を通じた間接的な協議にとどまる見込みです。
ロイター通信によりますと、あるEU高官は「核合意についての履行義務と制裁解除の項目を交渉している」と話し、今後2カ月が重要だとの認識を示しています。