「私が死んでも次世代に」ミャンマー武装市民の覚悟[2021/04/04 22:30]

クーデターから2カ月、ミャンマー国軍の弾圧は激化の一途をたどっています。

▽穏やかな集まりに、一斉射撃
4日(日)、ミャンマー東部の街で行われていた平和的な抗議活動。しかし、正午すぎに治安部隊が発砲し、さらに午後1時すぎには、治安部隊による一斉射撃が始まりました。クーデターで権力を握ったミャンマー国軍による弾圧は激化する一方です。

3日(土)、ミャンマー中部のモンユワでは頭などを撃たれた3人が死亡。現地の人権団体によると治安部隊の発砲などによる犠牲者は557人に上っています。

▽自分の命より「次の世代」に
それでも民主化を求める人々は、火炎瓶、弓矢などの手製の武器で国軍に立ち向かっています。

武装チームに所属する男性(30代) 
「(武装しているのは)私たち自身の命を守るためではありません。私たちは命を捨てる覚悟をしています」
「私たちの防弾服では発泡スチロールを入れただけですから、銃弾どころかパチンコでさえ貫通します」2「たとえ自分が死んだとしても、次の世代のために(民主化を)実現したいのです」

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