ミャンマー軍「扇動を警戒」 CNN取材後に市民拘束[2021/04/06 12:25]

 ミャンマーでCNNの取材に応じて軍に拘束された市民11人のうち8人が解放されました。軍幹部は拘束の理由について「彼らが抗議活動を扇動するのを警戒した」と明らかにしました。

 CNN、クラリッサ・ワード記者:「私たちは抗議運動に参加している、いかなる活動家にも接触しようとは思っていませんでした。それがいかに危険なことか分かっていたからです。しかし、市場でカメラを準備し、撮影を始めた途端、市民らが我々の方に近付いてきました」

 CNNの記者は軍の許可を得てミャンマーの最大都市ヤンゴンを取材しました。

 取材には軍が同行し、宿泊先も軍の施設で行動が大幅に制限されたということです。

 CNNの取材に応じて拘束された市民は11人に上り、そのうち8人が解放されたとしています。

 ミャンマー軍の幹部は拘束の理由について、「取材に応えた市民らが抗議活動を扇動することを警戒した」と述べました。

 ミャンマーの人権団体によりますと、クーデター以降の死者は570人に上り、2700人余りが拘束されています。

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