核合意復活へ向け イランと米の間接協議始まる[2021/04/07 03:28]

 イラン核合意の復活を目指した協議がウィーンで始まりました。フランスなどの仲介のもと、イランとアメリカの間接的な話し合いが持たれます。

 6日にウィーンで始まった協議にはイランをはじめ、2015年イラン核合意の当事国でもあるフランスなど欧州3カ国とロシア、中国が参加しました。

 アメリカ代表団はこの場には出席せず、近くのホテルに滞在し、間接的に話し合いに参加するということです。

 今後、アメリカがどう経済制裁を解除するか、イランが核開発でどう合意を順守するか双方が折り合いをつけられるかが焦点となります。

 今回の協議を前にしてアメリカが制裁解除に向けて前向きな姿勢を示したことから、イラン政府の報道官は「有望だ。交渉の行き詰まりを修正するきっかけになる」と歓迎しています。

 初日の協議について、AFP通信はロシアの参加者が「成功した」と述べたと伝えています。

 今後、数日から1週間程度かけて協議は続けられるとみられます。

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