北京五輪ボイコット論 中国反発「強い反撃招く」[2021/04/07 22:06]

 アメリカ政府が来年の北京オリンピックをボイコットする可能性を示唆したことに対し、中国外務省は「強い反撃を招くことになる」と牽制(けんせい)しました。

 中国外務省副報道局長:「(ボイコットすれば)アメリカ自身の信用と利益を損なうだけでなく、中国人民の断固とした反対と中国政府の強い反撃を招くことになる」

 中国外務省は7日の会見で「新疆でのジェノサイドは世紀の嘘だ」と主張したうえで、「アメリカの攻撃は必ず挫折する」と批判しました。

 また、「スポーツの政治問題化はオリンピック憲章の精神に背く」「国際社会は受け入れない」と強調しました。

 習近平政権は北京オリンピックの成功を重要視していて、ボイコット論が浮上して以降、強い反発を繰り返しています。

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