バイデン大統領 巨額インフラ投資の支持訴え[2021/04/08 08:09]

 アメリカのバイデン大統領は7日、ハイテク開発競争で中国に先行を許すことへの危機感を強調し、野党・共和党に対して巨額インフラ投資計画への支持を訴えました。

 アメリカ、バイデン大統領:「デジタル技術の研究開発競争で中国が待ってくれると思うか?断言できる、中国はアメリカの民主主義の対応が不十分で、遅く、そして分断されたものになることに期待している」

 そのうえで、バイデン氏は「今の世代は専制主義と民主主義の競争だ。民主主義はこの競争に向けて一致結束できていない」と訴えました。

 バイデン政権はインフラ整備やクリーンエネルギーなどに2兆ドル、日本円で220兆円余りを投資する計画を発表しています。

 野党・共和党のなかでは巨額の支出に反対論が強く、中国との競争を強調することで共和党議員の支持を取り付ける狙いもあるものとみられます。

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