ミャンマー弾圧激化 市民が突然連行…2800人超拘束[2021/04/08 23:38]
国軍による市民への弾圧が激化するミャンマーでは市民が突然、治安部隊に連行されるケースも相次いでいて、現在も2800人以上が拘束されているとみられています。
7日、最大都市ヤンゴンに設置された防犯カメラの映像には白昼にもかかわらず、通行中の自転車に軍の関係車両が突然、体当たりする様子が写っています。
車から出てきた複数の人物が自転車に乗っていた市民を車に押し込みました。
その後、車は何事もなかったかのように発進しました。
映像を公開した地元メディアによりますと、この市民が連行された理由は分かっていないということです。
現地の人権団体によりますと、2800人以上が現在も拘束されていて、クーデター以降の死者は598人に上ります。
さらに、軍はデモに賛同していたアーティストや俳優など著名人120人以上を嘘の情報を広めて市民を扇動したなどとして指名手配しています。
国営新聞には4日以降、SNSのアカウントや顔写真を含む指名手配のリストが連日公開されていて、インターネット上の言論についても圧力が強められています。