コロナ禍でも、CO2濃度は360万年で最高[2021/04/09 05:09]

 新型コロナウイルスの影響で二酸化炭素の排出は減ったものの、大気中の二酸化炭素濃度が360万年で最も高かったことが分かりました。

 NOAA(アメリカ海洋大気庁)の発表によりますと、去年の地球の表面上の二酸化炭素濃度は412.5PPMで過去360万年で最高だったということです。

 去年は新型コロナウイルス対策で経済活動が控えられた影響で、二酸化炭素の排出量は前年に比べて7%減ったと試算されていますが、大気中の濃度は2.6PPM上昇しました。

 また、二酸化炭素の約25倍の温室効果を持つメタンの濃度も14.7PPB増加し、観測されたなかで最も増えています。

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