偽造ワクチン証明書ネット販売 司法長官ら注意喚起[2021/04/09 12:10]
新型コロナウイルスのワクチン接種が進むアメリカで、偽造されたワクチン接種の証明書が販売されて問題になっています。
アメリカでは人口の33%にあたる1億1000万人が少なくとも1回のワクチン接種を済ませていて、スポーツ観戦などの際にワクチン接種の証明書が求められるケースもあります。
そうしたなか、偽造された証明書をネット上で売る動きが相次いでいて、45州の司法長官が1日、IT大手に対して販売を防止するよう要請しました。
ワクチン接種を証明して経済活動を正常化する「ワクチンパスポート」はニューヨーク州で実用化されています。
ただ、義務ではない接種をもとに人々の行動を制限する差別にあたるなど反対論もあり、議論が分かれています。