「大量虐殺が始まる」ミャンマー“国連特使”が訴え[2021/04/09 23:35]
ミャンマー軍に対抗しようとしている民主化組織から国連特使に任命されたミャンマーの医師が会見し、遠くないうちに内戦となり軍による大量虐殺が始まる危険性があると訴えました。
ササ医師:「内戦は大量虐殺を生む。遠くないうちに起きる」
ミャンマーの「連邦議会代表委員会」が国連特使に任命したササ医師は9日、日本外国特派員協会でオンライン会見を開きました。
ササ医師は「これまでに約650人が殺害され、3000人が違法に拘束された」として、「もはやクーデターではなく軍事作戦だ」と国軍を批判しました。
そのうえで「遠くないうちに内戦が起き、軍による大量虐殺が始まる」危険性があると訴えました。
これを防ぐためには軍に対してすぐに強い行動を起こす必要があるとして、ササ医師は国際社会に対して経済制裁を科すなど呼び掛けをしました。