米軍勤務の黒人男性にスプレー噴射 警察官を解雇[2021/04/12 16:20]

 アメリカ・バージニア州で軍服を着た男性が警察官から突然、目にスプレーを噴射される暴力などを受けた事件で、この警察官が職権乱用などで解雇されたことが分かりました。

 警察官:「早く出ろ!車から出ろ!」

 アメリカ軍に勤務する黒人の男性は去年12月、新車の窓に仮ナンバーを張り付けて走行中、警察官に停止を命じられ、銃を向けられたうえに催涙スプレーを何度も噴き付けられました。

 警察官は男性に黒人差別を示唆する発言もしていて、男性は警察官2人に損害賠償を求めています。

 現地の警察は11日、「内部調査の結果、行動は不適切だった」とスプレーを噴射した警察官を解雇したと発表しました。

 バージニア州のノーサム知事は11日、「困惑と強い怒り」を覚えたと語り、この男性と面会すると明らかにしています。

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