IAEA「国際的な慣行」 原発処理水の海洋放出を歓迎[2021/04/14 07:21]

 福島第一原発の処理水の海洋放出が決まったことを受け、IAEA(国際原子力機関)は歓迎する意向を示しました。

 IAEA・グロッシ事務局長:「日本が選択した方法は技術的に可能であり、国際的な慣行に沿ったものだ」

 IAEAのグロッシ事務局長は13日、日本政府が福島第一原発の処理水の海洋放出の方針を決めたことを受け、廃炉に向けて大きな節目になると歓迎しました。

 大量の水が放出されるため「特別で複雑な例」としつつも、海洋放出自体は厳格な管理のもと世界の原発で日常的に行われていると述べました。

 また、モニタリング調査など技術協力の用意があると表明しました。

 日本にとっては、韓国や中国など周辺国が批判するなかで国際機関と協力して透明性を確保しつつ進められるかが課題となります。

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