利用者への圧力など改善へ…IT大手を一斉指導 中国[2021/04/14 14:23]

 中国当局はIT大手34社に対し、自社のサービスだけを使うよう利用者に圧力を掛けるなどの違法行為がないか調査して改善するよう指導しました。

 国家市場監督管理総局は13日、中国を代表するIT企業のアリババグループや百度(バイドゥ)、テンセントなど34社に対して一斉に指導を行ったと発表しました。

 ライバル企業のサービスを使用しないよう利用者に圧力を掛けるなどの違法行為をやめるよう求めたということです。

 また、企業が自ら違法行為の調査を行って業務を改善するために1カ月の猶予期間を設け、その後に違反が見つかれば厳しく処分するとしています。

 中国では当局によるIT企業への統制強化が加速していて、10日にはアリババグループに対し、独占禁止法違反として約3000億円の巨額の罰金処分が発表されています。

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