相星駐韓大使が文大統領と面会「処理水放出に憂慮」[2021/04/14 23:39]

 日韓関係の悪化が続くなか、2月に着任した相星孝一駐韓大使が初めて文在寅(ムン・ジェイン)大統領と面会しました。文大統領からは原発処理水の海洋放出決定に対する強い憂慮が伝えられました。

 相星大使は14日午前、韓国大統領府で文大統領と初めて面会しました。

 相星大使の着任は2月12日で、新型コロナウイルスの防疫措置が続くなか、2カ月以上経ってようやく信任状の提出を終えました。

 面会で文大統領からは日本が福島第一原発の処理水を海洋放出すると決めたことに対し、強い憂慮が伝えられたということです。

 文大統領はこれに先立つ青瓦台での会議で、日本の決定に対し、国際海洋法裁判所への提訴を積極的に検討するよう指示しました。

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