ドイツ公立博物館に「慰安婦像」展示[2021/04/16 22:25]

 ドイツの公立博物館で慰安婦問題を象徴する少女像の展示が始まりました。ベルリンの公有地にも像を設置した団体が関わっています。

 ドイツ東部のドレスデンにある公立博物館で16日から戦争や暴力など「言葉を失うほどの体験からの克服」をテーマにした展示会が始まりました。

 その一環として慰安婦問題を象徴する少女像が室内と中庭に展示されています。

 2つの少女像の展示には去年9月、ベルリンの公有地に同様の像を設置した韓国系の市民団体が関わっています。

 展示会は8月1日に終わりますが、中庭にある少女像は1年間、展示されるということです。

 加藤官房長官は今月16日、「日本政府の立場と相いれないもので、速やかな撤去に向け説明をしている」と話しました。

 博物館側は「展示会自体を対話の場と見ている」としたうえで、「日本大使館から抗議はないが、連絡は取っている」とコメントしています。

(C)SKD.Photo:DavidPinzer

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