“入管法”改正案に反対 クルド人難民申請者ら集会[2021/04/19 06:17]

 トルコで迫害される可能性があるとして日本に在住するクルド人の難民申請者らが出入国管理法の改正案に反対する抗議集会を開きました。

 埼玉県川口市では18日、トルコ出身のクルド人難民申請者ら約80人が集まり、出入国管理法の改正案は「改悪」だとして撤廃を求めました。

 16日に衆議院で審議入りした改正案を巡っては、3回目以上の難民申請者は認定の手続き中でも本国への送還が原則可能になることから、出席者は相次いで不安を訴えました。(現行法では難民認定の手続き中は送還不可)

 4回目の難民申請中、ラマザンさん:「新しい法案ができたら自分たちがどうすればいいのか分かりません。迫害や差別を受け、他の国に逃げてきて、その状態で強制送還されたらどう思いますか?」
 4回目の難民申請中、メメットさん:「人生は終わりですね。そっち(本国)に帰ったら」

 アメリカ国務省によりますと、トルコに住むクルド人はクルド語の使用や文化や歴史を学ぶ権利などが制限されています。

 クルド人難民申請者を支援してきた大橋毅弁護士は、2018年に世界ではトルコ国籍の難民申請者の約46%が認定されたのに対し、日本では「難民認定制度ができてから認定されたことがない」と指摘します。

 大橋毅弁護士:「今でも弾圧が続いている状態なので、だからこそ認定率の高い実績が世界で示されているのに、日本では全く認定されないので、諦められずに難民申請を繰り返すのは当然のことだと思います」

 申請中の難民の送還を可能にすることについて、国連の難民高等弁務官事務所は「重大な懸念」を示しています。

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