アストラゼネカ製ワクチン「必要ない」 イスラエル[2021/04/21 22:11]
イスラエル政府がアストラゼネカ製ワクチンを他の国に融通する方策を検討していることが分かりました。別のワクチンを来年分まで確保できたためで、「ごみ箱に捨てるようなことはしたくない」としています。
イスラエルで感染対策を担当するアシュ氏は21日、地元メディアに対して「不必要になったアストラゼネカ製ワクチンを他に回す方策を検討している」と語りました。
アストラゼネカ製ワクチンについては血栓ができる可能性が指摘されていて、ヨーロッパ諸国の一部では接種を取りやめる動きが出ています。
イスラエルは1000万回分のワクチンを購入することで合意していましたが、ファイザー製ワクチンを来年分まで確保できたことから「必要なくなった」ということです。
アシュ氏は「ワクチンが届いて、ごみ箱に捨てるようなことはしたくない」「世界の他の場所で役立てることができる」と話していて、現在、会社側と最善の方法を協議しているということです。