「板門店宣言」から3年 文大統領が南北対話に意欲[2021/04/27 21:07]

 南北首脳による「板門店(パンムンジョム)宣言」から丸3年となったことを受け、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は北朝鮮の金正恩総書記との対話に改めて意欲を示しました。

 文在寅大統領:「長い熟考を終えて再び対話を始めなければならない時が近付いています」

 文大統領はこのように述べ、「平和の道を後戻りしてはならない」と主張しました。

 2018年4月27日、南北の首脳が署名した板門店宣言には朝鮮半島の完全な非核化などが盛り込まれましたが、米朝関係の膠着(こうちゃく)によって頓挫しています。

 文大統領は現状を「非常に残念」としつつも、来月下旬に予定されているバイデン大統領との首脳会談が突破口になり得ると期待を示しました。

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