ミャンマー 少数民族の武装勢力が国軍の拠点を制圧[2021/04/28 09:23]

 ミャンマー南東部のタイとの国境付近でミャンマー国軍の拠点を対立する少数民族の武装勢力が制圧しました。この流れ弾で国境を挟んだタイ側でもけが人が出ました。

 現地メディアなどによりますと、27日朝、ミャンマー南東部のカイン州で少数民族の武装勢力「カレン民族同盟」がタイとの国境付近にあるミャンマー国軍の拠点を制圧しました。

 制圧の際に戦闘が起き、双方にけが人が出たとみられます。

 午後には国軍による報復とみられる空爆もあったということです。

 また、タイ当局によりますと、国境を挟んだタイのメーホンソン県で流れ弾が足に当たり、女性がけがをしたということです。

 タイ側ではこの衝突で約450人が避難しました。

 ミャンマーでは市民らの抗議デモを支援する少数民族の武装勢力が国軍との間の対立を深めていて、各地で激しい衝突も起きています。

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