中独が首脳会談 李首相「内政干渉しないよう」訴え[2021/04/29 20:31]

 ドイツのメルケル首相と中国の李克強首相が会談し、李克強首相が内政干渉しないよう訴える一方で、メルケル首相は人権問題での対話を求めました。

 会談は28日、オンラインで行われ、中国外務省によりますと、李首相は中国の対外開放政策は「ドイツなど各国企業の利益になっている」と自信を見せました。

 また、両国関係について「一部の問題で意見の相違がある」としたうえで、核心的な利益を尊重し内政干渉しないよう求めました。

 一方、ドイツメディアは、メルケル首相が両国は気候変動や経済で協力を推進すると同時に、「人権問題や香港問題など意見の異なる分野でも対話を続けて来た」と述べたと伝えました。

 そのうえで、人権問題を巡る対話をできるだけ早く再開するよう求めたということです。

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