米フロリダ州で投票の規制強化法案可決　民主党反発[2021/05/01 08:50]

　去年のアメリカ大統領選挙で激戦州となったフロリダで、不在者投票のルールを厳しくする法案が議会で可決されました。

　フロリダ州議会で4月29日、選挙の際の投票の規制を強化する法案が可決されました。

　不在者投票の用紙を請求する際の身元確認を厳しくしたり、投票会場の約45メートル以内での食べ物の提供を禁止するなどの内容です。

　フロリダ州議会は主に共和党が多数を占めていて、民主党側からは有色人種の投票をしにくくするものだ、などと反発の声が上がっています。

　大統領選挙ではコロナ禍で郵便投票が勝敗を左右したという見方があり、ジョージア州など共和党が多数を占める州議会でこうした規制を強化する動きが相次いでいます。