麻薬捜査が銃撃戦に…25人死亡 ブラジルのスラム街[2021/05/07 11:50]

 ブラジルのスラム街で、パンデミック中では異例の麻薬捜査が銃撃戦となり、25人の死者が発生しています。

 ブラジルの大手紙「グローボ」によりますと、6日早朝、リオデジャネイロのスラム街で警察が麻薬組織の捜査に入って銃撃戦となりました。

 警察官1人が頭を撃たれて死亡し、残る24人は被疑者側の死亡者だということです。

 2016年から銃による暴力を記録しているブラジルのウェブサイトによりますと、記録開始以降、警察の捜査中に発生した最も多い死者数だったとしています。

 新型コロナウイルスの感染拡大が激しいブラジルでは去年6月以降、スラム街での捜査について「絶対的に例外な場合」を除き、中断する措置が最高裁判所から出されていましたが、今回、捜査開始前に警察から届け出はなかったということです。

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