エベレスト山頂にもコロナ対策 「分離線」を設置[2021/05/10 20:40]

 世界最高峰「エベレスト」の頂上にも新型コロナ対策の「分離線」が設置されることになりました。

 ロイター通信によりますと、エベレストのネパール側のベースキャンプでは4月下旬から新型コロナウイルスの感染者が確認されていますが、ネパール政府は登山の禁止措置は取っておらず、外国人登山者を含む数百人が登山を続けています。

 一方、中国は昨年の新型コロナウイルスの発生以降、外国人登山者に中国側での登山を認めていません。

 今月9日の中国の新華社通信によりますと、中国側では現在、21人の中国人グループが山頂に向かっていて、頂上で両側から来た登山者同士の接触を避けるために中国側の登山ガイドのチームが頂上で「分離線」を設置するということです。

 ただ、その線がどのようなものかは明らかになっていません。

 標高8848メートルのエベレストの頂上は一度に6人程度が立てるほどの広さしかないということです。

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