台湾のWHO総会参加を米が要請 中国が強烈な不満[2021/05/10 23:42]

 アメリカが台湾をWHO(世界保健機関)の総会にオブザーバーとして参加させるよう求めたことに対し、中国は「強烈な不満を示し、断固反対する」としました。

 アメリカのブリンケン国務長官は7日に声明を発表し、24日から始まるWHOの総会を巡り、テドロス事務局長に対して台湾をオブザーバーとして招待するよう求めました。

 これに対して中国外務省は10日の会見で、アメリカの要求は内政干渉であるとして強烈な不満を示し、断固反対するとしました。

 そのうえで「台湾は独立を主張する民進党当局のせいでWHO総会に出席する政治的基礎を失った」と主張しました。

 WHO総会を巡っては中国と距離を置く蔡英文総統が就任した翌年の2017年以降、台湾の参加が認められていません。

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