韓国 元徴用工訴訟で三菱重工が再抗告[2021/05/11 12:08]

 韓国の「元徴用工訴訟」で賠償命令を受けた三菱重工業が資産差し押さえ手続きの差し止めを求めて「再抗告」しました。

 三菱重工に対しては戦時中に過酷な労働を強いられたとする元徴用工訴訟で、損害賠償を命じる判決が2018年に確定し、韓国国内にある商標権などの資産を差し押さえるための手続きが始まっています。

 三菱重工側はこれに対して「即時抗告」をしていましたが、一部の内容が韓国の裁判所により退けられていました。

 そのため、三菱重工側は手続きの差し止めを求める再抗告を行いました。

 徴用工訴訟を巡り、韓国国内では日本製鉄など他の被告企業に対しても現金化の手続きが進められているほか、今月中には別の集団訴訟の審理も始まる予定です。

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