空に続き世界を席巻? 中国の水中ドローン[2021/05/12 07:39]

 空のドローンで世界で圧倒的なシェアを誇る中国ですが、水中のドローンでも存在感を高めつつあります。

 北京に本社を置く中国大手の水中ドローンメーカー。レジャー向けや業務用の製品を販売し、日本への輸出も行っています。

 箱型のドローンは水中で自動で姿勢を保つことができ、アームを使った作業なども可能です。海底やダムなどでの調査をはじめ、漁業や人命救助などの分野でも水中ドローンの利用が始まっています。

 メーカーの担当者は価格の安さなどから小型の水中ドローンについては中国製が世界シェアの半分以上を占めているとしています。

 ROBOSEA・馬俊豪氏:「中国政府は海に関わる業界に、さらに大きな資金投入を行い支援するだろう。うちにとっては大きなチャンスだ」

 習近平政権が「海洋強国」の実現を目指すなか、中国では官民一体での水中ドローンの研究開発が進んでいます。

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