イスラエルVSパレスチナ 両駐日大使も非難の応酬[2021/05/14 21:38]

 イスラエルとパレスチナの衝突で市民ら100人以上が犠牲となるなか、日本に駐在するそれぞれの大使が別々に会見を開き、互いを激しく非難しました。

 パレスチナ、ワリード・シアム駐日大使:「これは国際的な戦争犯罪であり、イスラエルは国際的な戦争犯罪を犯しています。国際社会はただ見ているだけです。そんなことはやめるべきです」

 パレスチナのワリード・シアム駐日大使は14日、外国特派員協会で会見し、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザなどへの攻撃を強く非難しました。

 また、日本に対して紛争解決のために国際社会で責任を果たしてほしいと訴えました。

 一方、この日、イスラエルの駐日大使も会見を開きました。

 イスラエル、ストゥルロヴ駐日大使:「国民を守るのはどの国でも義務であり、権利であり、イスラエルは今まさにそうしている」

 ストゥルロヴ大使は「ハマスはテロ組織であり、攻撃はイスラエルが国民を守るための自衛的行動だ」と述べました。

 大規模な衝突は「望んでいたことではない」としつつ、「イスラエル国民を攻撃するハマスなどを許すことはない」と明確な姿勢を重ねて示しました。

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