WHO 若者にワクチン接種するより「寄付して」[2021/05/15 06:39]

 WHO(世界保健機関)は未成年に対しても新型コロナウイルスのワクチン接種を始めた一部の国に対し、「考え直してワクチンを寄付して」と呼び掛けました。

 WHOのテドロス事務局長は14日、低所得の国には世界のワクチンの0.3%しか供給されておらず、医療従事者の分さえ足りていないと指摘しました。

 一方で、ひと握りの裕福な国ではリスクの低い未成年にも接種が始まっているとして、それらの国に対して考え直すよう呼び掛けました。

 代わりにワクチンの公平な分配を目指す国際的な枠組み「COVAX」へ寄付することを求めています。

 また、今年はパンデミックが始まった1年目よりはるかに多くの死者が出る可能性を示し、公衆衛生対策とワクチン接種のどちらかが欠けてもパンデミックからは抜け出せないと訴えました。

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