ネタニヤフ氏「攻撃を全力で続ける」長期化の見通し[2021/05/17 02:41]
イスラエルのネタニヤフ首相はテレビ演説を行い、全力を挙げて「ハマス」への攻撃を続けると明言し、事態はさらに長期化するとの見通しを示しました。
ロイター通信などによりますと、ネタニヤフ首相は16日のテレビ演説で「全力を挙げ攻撃を続ける」と強調し、「イスラエル国民に平穏を取り戻すために我々は行動していて、さらに長期化するだろう」と見通しを語りました。
また、前日にパレスチナ自治区ガザにある海外メディアが入居するビルを空爆したことに関し、「ビルにはパレスチナのテロ組織の諜報(ちょうほう)機関が入っていて、民間人への攻撃を計画していた」と攻撃の正当性を主張しました。
イスラエル軍によるガザへの空爆は16日も続き、3つの建物を破壊して42人が犠牲となりました。
これまでにガザでは子ども55人を含む188人のパレスチナ人が犠牲となっています。
さらに、ヨルダン川西岸では21人が犠牲となるなどパレスチナ側の死者は200人を超えました。
また、イスラエル側も子ども2人を含む10人が死亡しています。