カナダ馬術競技金メダリスト 東京五輪の選考を辞退[2021/05/18 08:37]

 北京五輪の金メダリストでカナダ人の障害馬術競技の選手が日本で新型コロナに感染する懸念があるとして、東京五輪に向けた国内の最終選考を辞退しました。

 2008年の北京五輪で馬術障害飛越の個人金メダルを獲得したカナダのエリック・ラメーズさん(53)は今月17日、東京オリンピックに向けた国内の代表選考から辞退する意向を明らかにしました。

 ラメーズさんは「自分の健康を真剣に考えなくてはならず、東京は私にとってベストな会場ではない」と声明を出していて、感染リスクへの懸念から代表争いから身を引く決断をしたとしています。

 過去に脳腫瘍(しゅよう)を患い治療を続けているということです。

 また、「五輪はアスリートの祭典であるが、東京では心の底から楽しめないだろう。五輪を祝う時ではない」と東京オリンピックの開催についても否定的な見解を示しています。

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