イスラエルとパレスチナ攻撃の応酬 収束兆し見えず[2021/05/19 06:20]
イスラエルとパレスチナの間で攻撃の応酬が続いています。国際社会から停戦を求める声が上がっていますが、事態収束の兆しは見えていません。
ロイター通信などによりますと、イスラエル軍は18日もガザ地区への空爆を続けました。
軍は、これまでにイスラム原理主義組織「ハマス」の戦闘員少なくとも130人が死亡したと発表しました。
ガザの保健当局のまとめでは、パレスチナ側で子ども61人を含む213人が犠牲となっています。
一方、パレスチナもイスラエルに向けてロケット弾で攻撃を続けていて、新たに現地で働いていたタイ人2人が死亡するなど死者は12人に上っています。
こうしたなかイスラエルの地元紙は、リスト化したハマスの軍事施設を破壊するまでイスラエル側は攻撃を続ける準備をしていると伝えました。
さらにCNNは、エジプトとカタールが停戦交渉の仲介に乗り出したものの行き詰まりを見せていると伝えていて、衝突の長期化が懸念されています。