バイデン政権の北朝鮮政策 3年前の米朝合意を踏襲[2021/05/21 02:00]

 アメリカのバイデン政権が新たに策定した対北朝鮮政策について、2018年の米朝首脳会談での合意を軸に進める方針であることが分かりました。

 バイデン政権が見直しを終えた対北朝鮮政策について、アメリカの政府高官は19日、「ゴールは朝鮮半島の完全な非核化だ」と強調し、2018年に当時のトランプ大統領と北朝鮮の金正恩委員長との間で交わされた史上初の米朝合意を軸に進める方針を明らかにしました。

 3年前の米朝合意では、朝鮮半島の完全非核化に加え、新たな米朝関係の構築などが盛り込まれています。

 様々な政策でトランプ政権からの方針転換を打ち出しているバイデン大統領ですが、米朝合意を踏襲することで北朝鮮との間で、非核化に向けた交渉再開につなげるのが狙いとみられます。

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