中国で29年前に起きた赤ちゃん取り違え事件を巡り、故意に入れ替えられたのではないかと子どもが育ての母親を訴え、波紋が広がっています。
多くの人々が集まった中国・河南省の裁判で今月8日、原告の子どもが出生時に取り違えられた病院に加え、育ての母親も訴えることを明らかにしました。
中国メディアによりますと、事の発端は去年、IT企業を経営する28歳の姚さんが肝臓がんを患い両親が移植しようとしたところDNA鑑定で実の子どもでないことが分かりました。
その後の調査で出生時に病院で取り違えられていたこと発覚し、2つの家族は去年、再会しました。
しかし、姚さんの実母の証言に様々な矛盾があることから、出生時にB型肝炎に母子感染した姚さんと別の赤ちゃんを故意に入れ替えたのではないかという疑惑が浮上しました。
この事態が発覚した後、姚さんは肝臓がんが進行し移植を受けることなく亡くなりました。
広告