ミャンマー各地で爆発相次ぐ 軍・市民双方に死傷者[2021/05/22 07:26]

 ミャンマーではクーデター後、混乱の続く先月以降、各地で爆発が相次いでいて、国軍側、市民側の双方に死傷者が出ています。

 ミャンマーの人権団体によりますと、2月のクーデター以降、国軍の弾圧などによる市民の死者は20日時点で810人に上っています。

 取り締まりを避けるために市民側は短時間で集まり解散する、ゲリラ的な抗議活動を展開しています。

 20日午後には最大都市ヤンゴンにあるスーパーマーケットの駐車場で小規模な爆発がありました。

 地元メディアによりますと、けが人はいませんでしたが当時、店舗は営業中で、買い物客らが店内にいたということです。

 また、15日にはガソリンスタンドで爆発があり、近くにいた客や従業員が巻き込まれて1人が死亡、6人がけがをしました。

 国軍や警察を狙ったとみられる爆発も各地で相次いでいますが、それぞれ何者によるものなのか、背景は明らかになっていません。

 現地の日本大使館は4月中旬以降、爆発事案の他にも各地で放火とみられる火事も相次いでいるとして、外出時は注意するよう現地の日本人に呼び掛けています。

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