英王子がBBCを糾弾 ダイアナ元妃の取材で不正[2021/05/22 06:19]

 イギリスのBBCは、ダイアナ元皇太子妃へのインタビューを巡り、ねつ造した書類を利用して取材を取り付けたと不正を認める調査結果を公表しました。長男のウィリアム王子はBBCを糾弾しています。

 英・ウィリアム王子:「BBCによる不正行為は私の母や家族だけではなく社会全体への裏切りだ」

 BBCが1995年に放送したダイアナ元皇太子妃の単独インタビューは、夫のチャールズ皇太子や自身の不倫が明かされ、大きな話題になりました。

 BBCが取材過程を調査したところ、担当のバシール記者は王室の内情がリークされていることをうかがわせる書類を偽造し、ダイアナ元皇太子妃の弟に接触してインタビューを取り付けたことを認めました。

 ウィリアム王子は「嘘をつき、母の恐怖心をあおった」と厳しく非難しました。

 一方、バシール記者は謝罪しつつも「書類がダイアナ元皇太子妃の選択には影響を与えなかった」と主張しています。

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