ファイザーワクチン EUでも接種12歳以上に引き下げ[2021/05/29 02:59]

 新型コロナウイルスのファイザー製ワクチンの接種対象年齢が、ヨーロッパでも12歳以上に引き下げられることになります。

 ヨーロッパ医薬品庁はこれまでファイザー製ワクチンの接種対象年齢を16歳以上としていましたが、28日、12歳以上に引き下げるよう勧告しました。

 治験の結果、12歳から15歳までの子どもにも、同様の免疫反応がみられたということです。

 一方、接種した30歳未満のなかには、非常にまれなケースとして心筋炎などを発症する人もいて、ワクチンとの因果関係があるかどうか、調査を続けるとしています。

 ファイザー製のワクチンを巡っては日本でも28日、接種対象年齢を12歳以上に引き下げることが厚生労働省の審議会で了承されています。

 一方、WHO(世界保健機関)は重症化リスクが低い子どもより低所得国の医療関係者が接種できるよう、ワクチンの寄付を呼び掛けています。

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