大坂なおみ選手会見拒否に波紋 米メディアから賛否[2021/05/31 10:48]

 女子テニスの大坂なおみ選手が「アスリートの精神状態が無視されている」として記者会見を拒否したことにアメリカメディアからは賛否の声が上がり、波紋が広がっています。

 大坂選手は30日、全仏オープンの1回戦で勝利した後に記者会見を拒否し、1万5000ドル、約165万円の罰金を科されました。

 また、今後も違反を続けた場合、4大大会への出場停止処分の可能性も通告されています。

 30日付のニューヨーク・タイムズは大坂選手が去年8月、人種差別の撤廃を訴えて試合をボイコットしたものの賛同が広がったことと比較して、「今回は明らかに共感が少なく、大坂選手が空気を読み間違えた可能性がある」と報じました。

 一方、USAトゥディは「アスリートである前に大坂選手が人間であることを受け入れる時が来た」としたうえで、「最高のプレーで優雅にメディアへの責任を果たしてきた」と擁護しています。

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