中国にスパイ容疑で拘束の元教授の家族らが解放訴え[2021/05/31 23:43]

 スパイ容疑で中国当局に起訴された北海道教育大学の元教授に関する会見が行われ、家族らが袁克勤氏の無実と早期解放を訴えました。

 北海道教育大学元教授の袁氏は2019年に中国へ一時帰国した際、スパイ容疑で当局に拘束され、その後、起訴されました。

 スパイ容疑の具体的な内容は明らかにされていません。

 袁氏の家族らは今月31日、国会内で会見を開き、袁氏の拘束について「日中両国の研究者らによる学術的交流に破壊的な影響を与えている」と強調しました。

 そのうえで「日本政府には事態の打開と解決のための外交的努力をお願いしたい」と訴えました。

 中国外務省は26日の会見で、袁氏について「日本の情報機関の要求に基づく諜報(ちょうほう)活動をしていて、本人も犯罪事実をすべて認めた」と説明しています。

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