ミャンマーで赤十字国際委員会の総裁が国軍のミン・アウン・フライン総司令官と会談し、クーデターの後、混乱が続く国内での人道支援の強化などを求めました。
現地メディアによりますと、3日、ミャンマーの首都ネピドーを赤十字国際員会のペーター・マウラー総裁が訪れ、国軍のミン・アウン・フライン総司令官と会談しました。
クーデターの後、国際団体の代表がミャンマーで総司令官と会談するのは初めてとみられます。
マウラー総裁は会談で衝突が激しい地域での人道支援の強化のほか、医療従事者を尊重することや暴力の停止などを求めたということです。
国営テレビは3日夜、会談の様子とされる映像を放送しました。
また、4日にはASEAN(東南アジア諸国連合)の事務局長らが総司令官と会談を行う予定だと国軍当局が明らかにしました。
4月に開かれたASEAN首脳会議の議長声明に盛り込まれたものの、実現していない特使のミャンマー派遣などについて国軍側と協議するとみられます。
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