米、ワクチン供給先を表明 台湾や韓国、中南米など[2021/06/04 12:08]

 新型コロナワクチンの他の国への供給を表明しているアメリカのバイデン政権は3日、台湾や韓国、中南米などを主な供給先にすると明らかにしました。

 バイデン政権は今月末までに他国に供給するワクチン8000万回分のうち、2500万回分を最初に送ると表明しました。

 ワクチンに関する国際的な枠組み「COVAX」を通じて約1800万回分をインドや台湾などのアジア地域、中南米やアフリカ諸国などに送るということです。

 残りは韓国やパレスチナ自治区ガザなど必要とする地域にアメリカが直接供給するとしています。

 バイデン大統領はワクチン外交を進める中国やロシアを念頭に、「我々は好意や譲歩を引き出すために供給するのではない」と強調しました。

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