中国が「内政干渉」と反発 天安門事件への米声明に[2021/06/04 23:40]

 中国の天安門事件を巡りアメリカのブリンケン国務長官が真相の究明などを求めたのに対し、中国外務省は「内政干渉であり断固反対する」と反発しました。

 ブリンケン国務長官は3日、天安門事件について声明を発表し、「人権の尊重を求めた人々に、暴力で応じた」と中国を非難し、「アメリカは、普遍的な人権の尊重を政府に求める中国の人々の側に立つ」と強調しました。

 これに対し、中国外務省は4日の会見で「声明は中国への内政干渉で断固反対する」と述べました。

 また、アメリカ国内での黒人差別問題などを挙げ、「他人を説教する資格があるのか」と反発しました。

 ただ、アメリカでは差別への抗議活動は自由に行えますが、中国では天安門事件への抗議は政府が強引に抑え込み、ネットでの検索すら許されていません。

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