中国シノファーム製では不十分?湾岸諸国で追加接種[2021/06/05 07:08]

 中東の2カ国で中国のシノファーム製の新型コロナワクチンを接種した人のなかに、十分に抗体ができていないケースがあるとして、追加のワクチン接種を進めることが決まりました。

 ロイター通信によりますと、3日、アラブ首長国連邦とバーレーンは、中国のシノファーム製のワクチンを2回接種した人に対して「ブースター」と呼ばれる、ワクチンの追加接種を進めると明らかにしました。

 シノファーム製のワクチンは78.1%の有効性がある、という研究結果が発表されていますが両国で実施された調査では、高齢者や慢性疾患のある人に十分な抗体ができていないケースが多くあったということです。

 アラブ首長国連邦では、住民の半分以上が接種を終えていますが、感染拡大が収まらず、一日の新規感染者が2000人を超える日が続いています。

 追加接種の希望者には、ファイザー製やビオンテック製などが使われます。

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