ボコ・ハラムの指導者が死亡か 逃走時に爆発物起爆[2021/06/07 08:15]

 ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」の指導者、アブバカル・シェカウ容疑者が死亡したとロイター通信が伝えました。

 ロイター通信によりますと、ボコ・ハラムと対立する「イスラム国西アフリカ州」の情報として、先月18日ごろ、アブバカル・シェカウ容疑者が戦闘の後、逃走する際に爆発物を起爆させて死亡したということです。

 シェカウ容疑者は地下組織だったボコ・ハラムを本格的な反乱組織へと変貌させました。

 ボコ・ハラムは西洋的価値観を否定するイスラム過激派組織で、2014年に270人以上の女子生徒を誘拐しました。

 ナイジェリア北東部で殺害、誘拐、略奪を繰り返し、約3万人以上が殺害され、200万人が家を追われたとされています。

 これまでも何度かシェカウ容疑者の死亡説が流れましたが、その都度、動画などで生存が確認されていました。

 シェカウ容疑者の死亡で、イスラム国西アフリカ州がこの地域で勢力を伸ばすことが懸念されています。

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