米長官“北京五輪ボイコット論”に中国外務省が批判[2021/06/09 08:19]

 アメリカのブリンケン国務長官が来年の北京オリンピックへの対応を同盟国と協議していると述べたことに対し、中国外務省は「スポーツの政治問題化」だと批判しました。

 中国外務省の報道官は8日の会見で、来年2月の北京オリンピックについて「アメリカが人権問題を利用してボイコットを呼び掛けることに中国は断固反対する」と強調しました。

 さらに「スポーツの政治問題化はオリンピック憲章の精神に背く」と批判しました。

 アメリカ議会で北京オリンピックに政府代表団を派遣しない「外交的ボイコット」論が浮上するなか、ブリンケン国務長官は7日、議会の公聴会で北京オリンピックへの対応を巡り、「同盟国や友好国と協議している」と証言していました。

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