米国防総省 対中政策の見直し完了[2021/06/10 06:54]
アメリカ国防総省は2月から続けてきたアメリカ軍独自の対中国政策に関する立案作業を完了したと発表しました。
中国を最大の脅威と位置付けて今年2月から対中政策の検討を進めてきた作業チームはオースティン国防長官に政策プランを提出しました。
その内容は大半が機密指定されているため明らかにされていませんが、今後、中国関連の政策や作戦はすべて国防長官直轄になるとしています。
また、中国軍に対応するためアジア太平洋地域でのアメリカ軍の兵力配分や配備の見直しも行ったほか、兵士の教育の見直しや先端技術を取り入れた新たな戦い方の構築を加速させていくとしています。
政策プランの多くは同盟国との連携を前提にしていて、今後、日本との具体的な役割分担の議論も始まることになりそうです。