米 接種率低い地域で入院患者急増[2021/06/10 08:50]

 新型コロナウイルスのワクチンの接種のペースが伸び悩んでいるアメリカで接種率が低い地域に変異株が広がり、入院患者が増えていることが分かりました。

 米国立アレルギー感染症研究所・ファウチ所長:「まだワクチンを接種していない人たち、どうか接種して下さい」

 アメリカで新型コロナ対策の指揮を執るファウチ氏は8日、「インドの変異株がイギリスで流行している」と指摘し、「アメリカで同じことを起こしてはならない」と若者らにワクチンの接種を呼び掛けました。

 ニューヨーク・タイムズによりますと、南部テネシー州の一部の地域ではワクチンの接種率が約2割にとどまっていて、過去2週間で感染者の入院率が8倍近くに急増したということです。

 アメリカでは成人の6割以上が少なくとも1回ワクチンを接種したものの、ペースが鈍化していて、変異ウイルスの拡大が懸念されています。

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