ごみリサイクルでG7首脳の像 環境問題で結束を期待[2021/06/10 14:25]

 2年ぶりとなるG7サミットが11日からイギリス南西部コーンウォールで始まります。開幕を前にすでに現地には7人のリーダーたちが勢ぞろいしていました。

 会場近くの海岸にずらっと並んでいるのは電子機器のごみで作られた首脳たちの像です。

 環境問題の解決に向けて話し合いを促そうとイギリス人の芸術家が製作しました。

 実に2万もの電子機器のパーツを使い、その重さは12トンにも及びます。

 考案したリサイクル業者、スティーブ・オリバーCEO(最高経営責任者):「意識を高めるためにはG7のリーダーたちの顔を作ることが一番だと思ったのです。これは大げさな政治的な主張ではありません」

 制作したアーティスト、アレックスさん:「これは優しい注意喚起で侮辱ではありません。菅総理は髪の部分が難しかったですね」

 国連によりますと、世界中で年間5300万トンもの電子機器のごみが排出されていて、2050年までにその量は2倍になるとされています。

 G7では新型コロナ対応や海洋進出を強める中国の問題に加え、環境問題や気候変動問題に対してG7が結束してリーダーシップを示せるかも注目されます。

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