まもなくG7開催 ワクチン分配や中国への対応が焦点[2021/06/11 15:18]

 G7サミットはまもなくイギリスで開催されます。現地で取材する各国のジャーナリストが新型コロナワクチンの分配や台頭する中国への対応に注目しています。

 ナイジェリアのジャーナリスト、アダフェミ・アキンサンヤさん:「最大の関心はワクチンの提供です。イギリスなどの国々でワクチン接種が進むなか、いかにナイジェリアなどアフリカを取り残さないようにできるかです」

 G7議長国のイギリスが来年末までに全世界でのワクチン接種を終えるとの目標を掲げるなか、ジャーナリストらがワクチン分配の公平性に強い関心を示しました。

 G7サミットではさらに、台頭する中国への対応も焦点となっています。

 フランスのジャーナリスト、ブルーノ・ダルーさん:「フランス政府やEU(ヨーロッパ連合)はアメリカの反応を考えることなく直接、中国に意見を伝えたいと思っています。対中国政策で独立性を維持したいのです」

 サミットで中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の切り崩しを狙い、途上国へのインフラ支援も話し合われる見込みですが、G7が結束して方向性を打ち出せるかが注目されます。

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